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台北の西門にレインボーカラーの横断歩道が出現、10月26日のパレードを前に
ゲイエリアとして有名な台北市の西門町に「彩虹地景」と呼ばれるレインボーカラーの横断歩道が設置され、Twitterなどで話題になっています。MRT西門駅の6番出口を出てすぐのところです。
「彩虹地景」は、台北市政府と西門徒步区街区発展促進会(Ximen Walking Area Development Promotion Association)との話し合いによって、設置されることが決定しました。台北市政府観光伝播局のLiu Wei局長は、「同志(LGBT)のシンボルである6色の虹は、西門町の道に永遠に残るだろう」と語りました。また、西門徒步区街区発展促進会のLiu Jiaxin理事長は「西門は多様な文化が集まる街だ」と述べ、歓迎しました。
レインボーカラーの横断歩道は、シドニーやロンドン、バンクーバー、シアトル、ウェストハリウッド、シカゴなど、各地にあります(シドニーのゲイタウン、オックスフォードストリートのレインボーカラーの横断歩道などは、90年代にはすでにありましたが、すでに色あせてしまい、2代目のものがつくられました)。アジアでは2012年、テルアビブにつくられたのが最初で、東アジアではおそらく台北が初となります。
今年5月、アジアで初めて台湾で同性婚(結婚の平等)が認められました。
同性婚実現を祝し、今年の台湾同志遊行(Taipe LGBT Pride)は特別なものになりそうです。「Together, Make Taiwan Better」をテーマに掲げ、10月をプライド月間として、10月初頭から映画祭、展示会、シンポジウムなど様々な催しが行われ、10月26日(土)の同志遊行(LGBTパレード)の前日に、初のトランスジェンダーのパレードも行われる模様です(国際社会に台湾のジェンダー運動の多様性と統一性を認知していただくためだそうです)
また、26日のメインのパレードは、例年と集合場所が異なり、以前行われていたように、台北市庁舎広場からスタートし、台北のメインストリートの一つである忠孝東路を練り歩き、凱達格蘭大道(Ketagalan Boulevard)=総統府前へと至るルートで行われます(12時に台北市庁舎広場集合、13時半パレード出発、とのことです)。近年は、凱達格蘭大道を集合場所とし、3つのルートに分かれて行進していましたが、より大きく、より一体感をもってパレードを行うために(おそらく警察との交渉も大変だったと思われますが)このルートで行われることになったようです。
10月25日〜27日には、西門町のゲイエリアの手前の広場(MRT西門駅1番出口出てすぐ)で、台北市政府文化局が共催して「台北市国際彩虹文化節(TAIPEI RAINBOW FESTIVAL)」というフェスが3日間にわたって開催されます。夜には「Formosa Pride」や「theWOW MEGA Taipei Pride」「POSE with Aja & Kim Chi -Drag Race Superstars Taipei PRIDE Party」などのクラブパーティも開催されます。
プライドの台北には、昨年の13万7000人を上回る最大20万人の方たちが世界中から集まり、祝福ムードで過去最大の盛り上がりを見せると見られています。
参考記事:
同志大遊行十月登場 西門町斑馬線成「彩虹地景」(経済日報)
https://money.udn.com/money/story/12524/4067213#prettyPhoto