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香川県三豊市が同性パートナーシップ証明制度の導入を目指す方針を明らかに
香川県三豊市の山下市長は6月7日、定例議会本会議の一般質問で、同性カップルに対して異性間の結婚に近い関係性を認める「パートナーシップ制度」を本年度中に導入することを目指す方針を明らかにしました。
実現すれば、四国初となります。
今年2月、同性婚を認めないのは違憲であるとして全国13組の同性カップルが一斉提訴しましたが、三豊市では田中昭全さん&川田有希さんのカップルが婚姻届を提出し、「現行の法律に適していない」として受理されませんでした。しかし、これをきっかけに、市の職員の間で性の多様性に配慮した窓口対応などを考える研究会が設置され、同性パートナーシップ証明制度の導入を検討することにつながったんだそうです(ありがたいことですね)
香川県では実は、2016年に丸亀市が同性パートナーシップ証明制度の導入を検討中とのニュースがありました。梶正治市長は「(制度利用者の)数が多い必要はなく、1組でもいるなら導入したい」と語ったそうです(素晴らしい)
丸亀市は、LGBTへの理解を広げようとポスターを作成して学校や企業に配布し、すでに制度を導入している自治体や当事者団体との意見交換を重ね、2018年4月からの導入を目指して準備を進めてきました(素晴らしい)。ところが、2018年2月、市議会議員たちから反発の声が上がり、見送られることとなりました。松永恭二市議会議長(当時)は「急すぎる。せめて1年間勉強する、市民から意見を聞く、議員個人がこれがどうなのかということの結論を出すには、やっぱり1年くらいはほしいという素直な意見が出たと思います」と述べています(詳しくはこちら)
丸亀市の件は、市長さんの姿勢も素晴らしかったし、市の職員さんたちの取組みも素晴らしかっただけに、期待していた方たちの落胆の度合いも大きかったようです。が、今回、晴れて三豊市で認められることになりそうで、本当によかったです。
参考記事:
パートナー制度導入へ 三豊市、同性カップルに 本年度中目指す(四国新聞)
http://www.shikoku-np.co.jp/dg/article.aspx?id=K2019060800000001400