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オープンリー・レズビアンのエレン・デジェネレスが米TV界の功労賞を受賞

 「エレンの部屋」でおなじみの国民的なセレブでオープンリー・レズビアンのエレン・デジェネレスが、2020年のゴールデングローブ賞でキャロル・バーネット賞(TV功労賞)を贈られることが明らかになりました。
 
 1980年代からスタンダップコメディアンとして活動をスタートし、現在は昼間のトーク番組「エレンの部屋」(アメリカ版『徹子の部屋』的な)のホストとして世界的に有名なエレン・デジェネレス。『ファインディング・ニモ』のドリーの声としても有名ですし、アカデミー賞、グラミー賞、エミー賞の司会、『アメリカン・アイドル』の審査員なども務めました。そして2016年には、アメリカ最高峰の栄誉である大統領自由勲章を受章しています。国民的なタレントです。
 レズビアンであることをオープンにしていて、2008年、カリフォルニア州裁判所が同性婚を認める判決を下したのを受けて、女優のポーシャ・デ・ロッシ(『アリー my Love』などに出演)と結婚しました。『OUT』誌が選ぶ「最も影響力のあるLGBT」の1位に選出されたこともあります。
 
 そんなエレンがこのたび、2020年のゴールデングローブ賞で、TV功労賞にあたるキャロル・バーネット賞を受賞することとなりました。この賞を受賞するのはキャロル・バーネットに次いで2人目です。
 ゴールデングローブ賞を主催するハリウッド外国人映画記者協会の代表、ロレンツォ・ソリアは次のような声明を発表しました。
「スタンダップコメディからシットコム、昼間のテレビのおなじみの顔になるまで、エレンはほぼ25年もの間、否定しようのないチャーミングさとウィットで観客を魅了してきた先駆者です」
「テレビでの成功に加え、彼女は声を持たないものに声を貸し、彼女のプラットフォームの力を用いて、思いやりと愛を広げる運動家であり慈善家です。授賞式で彼女の功績を称えることを心待ちにしています」
 エレンはSNSで「新しい週の始まりに、最高のニュース。ありがとう、ハリウッド外国人映画記者協会」とコメントしています。

 ゴールデングローブ賞は、映画やTVの世界において、アカデミー賞やエミー賞に次いで名誉ある賞です。以前から、最も栄誉ある生涯功労賞として「セシル・B・デミル賞」が設けられていましたが(ちなみに2020年の受賞者はトム・ハンクスだそうです)、キャロル・バーネット賞は昨年新設され、セシル・B・デミル賞のTV版と位置づけられています。
 第77回ゴールデングローブ賞授賞式は、2020年1月5日(現地時間)に開催されます。
 
 
 
参考記事:
E・デジェネレス、ゴールデン・グローブのTV功労賞を受賞へ(ロイター)
https://jp.reuters.com/article/people-ellen-degeneres-idJPKBN1XG0BU
エレン・デジェネレス、ゴールデングローブ賞で功労賞を受賞へ。(VOGUE JAPAN)
https://www.vogue.co.jp/celebrity/article/2019-11-06-ellen-degeneres-carol-burnett-award-golden-globes
エレン・デジェネレス、ゴールデン・グローブのTV功労賞を受賞へ(シネマトゥデイ)
https://www.cinematoday.jp/news/N0112205
エレン・デジェネレス、ゴールデングローブ賞でキャロル・バーネット賞受賞へ(cinemacafe.net)
https://www.cinemacafe.net/article/2019/11/05/64302.html

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