セミナーのご案内
三重県主催「令和4年度 性の多様性について知り、考えるイベント」
- 日時
- 2022年11月26日(土) 14:00~15:30 (13:30開場)
- 開催方法
- ◆会場
▮ホテルグリーンパーク津 宴会場「安濃」
〒514-0009 三重県津市羽所町700
・手話通訳、要約筆記、託児が必要な方は、予約フォームの指定箇所にチェックを入れて下さい。(11月4日までご予約を承ります)
・新型コロナウイルス感染症の拡大により内容の変更等がある場合、三重県ホームページやお申込みいただいた方へのメール等でお知らせします。
・新型コロナウイルス感染防止対策の観点から、風邪のような症状のある方については会場参加をご遠慮ください。また、マスクの着用や検温、手洗いの徹底等にご協力いただきますようお願いします。
◆オンライン
▮ご準備いただくもの
・事前に参加予定のデバイスにZoomアプリをダウンロードしてください。
・ご参加いただくには、以下のいずれかのデバイスが必要です。
WEBカメラ・マイク・スピーカーが搭載されたPC / スマートフォン / タブレット
スマートフォン・タブレットを使用する場合はアプリのダウンロードが必要となります。
◎PCでのご参加を推奨いたします。
※お申込みいただいた方には、3日前にURLをお送りします。
- 参加費
- 無料
- 定員
- 50名(会場)、100名(オンライン)*定員になり次第、締め切らせていただきます。
- 申込方法
- このページ下部にあるお申込みフォームによるお申込み、またはtourism@outjapan.co.jpまでメールを送信ください。
お名前に関してはニックネームでも結構です。
三重県主催「令和4年度 性の多様性について知り、考えるイベント」を開催いたします
三重県では、誰もが希望を持って、挑戦し、参画・活躍できるダイバーシティ社会の推進に向けて取り組む中、「性の多様性を認め合い、誰もが安心して暮らせる三重県づくり条例」を令和3年4月1日に施行しました。条例をもとに、性の多様性についての理解が広がり、当事者が抱える課題が社会の中で共通認識となり、性のあり方にかかわらず、全ての人の人権が尊重され、多様な生き方を認め合うことができる社会づくりを、地域社会全体で進めていきます。今回のイベントは「トランスジェンダー映画で当事者が演じる意味」をテーマに、映画上映ならびに当事者によるトークをお届けすることで、性の多様性についての理解や共感を深めていただくことを目的としております。
イベントのテーマ
当事者主演のトランスジェンダー映画から考える「LGBTQ作品に当事者が関わる意味」
等身大のトランス女性の「Life」や「Love」を鮮やかに、魅力的に描いた中編映画『片袖の魚』は、日本で初めて、公募で選ばれたトランス女性がトランス女性の役を演じた作品です。国内外の映画祭で高い評価を得ている東海林毅(しょうじつよし)監督が企画し、トランス女性当事者という条件でオーディションを実施し、モデルとして活躍するイシヅカユウさんが主役に選ばれました。もう一人、広畑りか(現:椎名理火)さんも当事者の役として出演しています。ヒューストン国際LGBTQ映画祭最優秀中編賞、「KASHISH Mumbai Queer Film Festival」国際コンペ部門最優秀主演俳優賞を受賞しています。 この中編映画の上映を通じて、トランスジェンダーのリアリティに触れていただくとともに、なぜこの作品の主人公をトランス女性当事者が演じる必要があったのか、LGBTQを描く作品に当事者が関わる意味について、東海林監督、主演のイシヅカユウさん、LGBTQライターとして100本以上のLGBTQ映画のレビューを書いてきたOUT JAPANの後藤純一がトークするという企画です。
併せて、バイセクシュアルであることをカミングアウトしている東海林監督、トランスジェンダーのイシヅカユウさん、ゲイ(元ドラァグクイーン)である後藤純一という、LGBTQの中のG、B、Tのアイデンティティを持つ3人が、性の多様性の過去・現在・未来についてトークします。3人とも地方出身者ということもあり、地方でのLGBTQの生きづらさについてもお話します。
作品紹介
片袖の魚
自分を不完全な存在だと思い込み、自信を持てないまま社会生活を送るひとりのトランス女性が新たな一歩を踏み出そうとする――そんなささやかな瞬間の物語を、文月悠光さんの詩を原案として、国内外の映画祭で高い評価を得ている東海林毅監督が映像化しました。モデルのイシヅカユウさんが演じているだけあって、主役のひかりの背筋のピンと伸びた、凛とした佇まいがとても美しいです。トランス女性の生きづらさだけでなく、喜びや恋、生活も生き生きとリアルに描かれている素晴らしい作品です。
<あらすじ>
トランスジェンダー女性の新谷ひかりは、ときに周囲の人々との間に言いようのない壁を感じながらも、友人で同じくトランス女性の千秋をはじめ、上司である中山や同僚の辻などの理解者に恵まれ、会社員として働きながら東京で一人暮らしをしている。ある日、出張で故郷の街へ出向くことが決まる。ふとよぎる過去の記憶。ひかりは、高校時代に同級生だった久田敬に、いまの自分の姿を見てほしいと考え、勇気をふりしぼって連絡をするのだが――
2021年/日本/34分/監督:東海林毅/出演:イシヅカユウ、広畑りか、猪狩ともか、黒住尚生、原日出子ほか
登壇者のご紹介
東海林毅(しょうじ・つよし) 映像作家 『片袖の魚』監督
石川県金沢市生まれ。武蔵野美術大学映像学科在学中から映像作家活動を開始し、1995年に第4回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭コンペ部門にて審査員特別賞を受賞。『劇場版 喧嘩番長』シリーズや『お姉チャンバラ Vortex』『はぐれアイドル地獄変』などの商業作品を監督する一方、VFXアーティストとしても幅広く活動し、NHK BSPの科学史番組「フランケンシュタインの誘惑」では放送開始時よりVFXを務める。近年では『老ナルキソス』(2017)、『ホモソーシャル・ダンス』『帰り道』(ともに2019年)など、自主制作した作品が国内外の映画祭で高い評価を得ている
イシヅカユウ モデル/俳優 新谷ひかり役(主演)
1991年、静岡県浜松市生まれ。服飾関係の専門学校を中退後、アルバイトをしながらモデル活動を始める。2015年にプロダクションと提携(HUG所属)。「パンテーン PRO-V ミセラーシリーズ」のCMや、オンワード「IIQUAL」メインビジュアルを務めるなどモデルとしての活躍のほか、2017年に木村あさぎ監督の映画『蹄』で映画俳優としてデビュー、また、2020年にEテレの番組「シャキーン!」内のコーナー「SITTERU」のメインMCで同番組に準レギュラー出演、そして2021年、『片袖の魚』に主演し、テレビや映画へと活動の幅を広げている
後藤純一 ライター/エディター トークコーディネーター
1969年青森県弘前市生まれ。京都大学文学部社会学専攻卒業。システム開発、ゲイ雑誌編集者、校正者などを経て、現在はWebメディアを中心にゲイライターとして活躍。東京レズビアン&ゲイパレード2001の実行委員やHIV予防啓発などのコミュニティ活動にも携わってきた。All About[セクシュアルマイノリティ・同性愛]ガイド、LGBTQ+Allyのためのオンラインマガジン「PRIDE JAPAN」、ゲイ向け総合情報サイト「g-lad xx(グラァド)」編集長。共著『職場のLGBT読本』『LGBTIの雇用と労働』『はじめよう!SOGIハラのない学校・職場づくり』など
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