セミナーのご案内

トランスジェンダーのドキュメンタリー映画から知る

トランスジェンダーのドキュメンタリー映画から知る

日時 2021年11月24日(水) 18:30~20:00
開催方法 ◆Zoomを活用したオンライン開催
▮ご準備いただくもの
・事前に参加予定のデバイスにZoomアプリをダウンロードしてください。
・ご参加いただくには、以下のいずれかのデバイスが必要です。
WEBカメラ・マイク・スピーカーが搭載されたPC / スマートフォン / タブレット
スマートフォン・タブレットを使用する場合はアプリのダウンロードが必要となります。
◎PCでのご参加を推奨いたします。
※お申込みいただいた方には、3日前にURLをお送りします。
参加費 無料
定員 100名(先着順)
申込方法 このページ下部にあるお申込みフォームによるお申込み、またはtourism@outjapan.co.jpまでメールを送信ください。
お名前に関してはニックネームでも結構です。

三重県主催「令和3年度 性の多様性について知り、考えるイベント」を開催いたします

三重県では、誰もが希望を持って、挑戦し、参画・活躍できるダイバーシティ社会の推進に向けて取り組む中、「性の多様性を認め合い、誰もが安心して暮らせる三重県づくり条例」を令和3年4月1日に施行しました。

条例を基に、性の多様性についての理解が広がり、当事者が抱える課題が社会の中で共通認識となり、性のあり方にかかわらず、全ての人の人権が尊重され、多様な生き方を認め合うことができる社会づくりを、地域社会全体で進めていきます。

今回のイベントは「トランスジェンダーのリアル」をテーマに、映画上映ならびに当事者によるトークをお届けすることで、性の多様性についての理解や共感を深めていただくことを目的としております。

イベントのテーマ

トランスジェンダーのドキュメンタリー映画から知る

東京ドキュメンタリー映画祭2020・短編部門グランプリ受賞である『I Am Here −私たちはともに生きている−』は、当事者の監督による今世紀初のトランスジェンダーのドキュメンタリー映画です。総勢20名を超えるトランスジェンダーの方たちに取材し、就職や職場での難しさ、日常生活で直面する困難など、様々な問題を浮き彫りにしつつ、当事者の生き生きとした姿、その豊かさやコミュニティ感を伝え、笑いも感動ももらえる素晴らしい作品です。

この短編映画を上映するとともに、監督の浅沼智也氏と、日本初のトランスジェンダーの大学教員(現在は明治大学、都留文科大学、関東学院大学などの非常勤講師)である三橋順子氏をゲストに迎え、就業や職場、学校、日常生活で当事者が直面しがちな困難などについてお話いただきます。

作品紹介

I Am Here 〜私たちはともに生きている〜

2004 年より日本でも性別が変更できるGID特例法が施行された。しかし、適用要件が高すぎることもあり、性別変更を望んでも要件を満たすことができずにいる当事者が少なからずいる。戸籍上の性別を変更できないことで、精神的な苦痛を生じたり、社会生活をする上で偏見や差別にさらされたりすることもある。性に悩む様々な当事者達の想いや、監督自身の家族との関係やなど、小さな視点から当事者が日常生活で直面する複雑な問題点を浮き彫りにする。

  

登壇者のご紹介

浅沼智也 氏

4月30日生まれ。岡山県総社市出身。トランス男性。
幼少期の頃に性別違和を感じるもカミングアウトできず、18歳まで女性として生活をする。
18歳の時にジェンダークリニックを受診しGID(性同一性障害)と診断。
その後GID治療を始め、現在は男性として生活している。執筆・講演活動やメディア等に出演し、トランスジェンダーがより生きやすい社会になるよう活動をしている。
著書「虹色ジャ~ニ→女と男と時々ハーフ」(文芸社2019年)

三橋順子氏

性社会・文化史研究者。都留文科大学・明治大学・東京経済大学・群馬大学医学部、早稲田大学理工学院非常勤講師。専門はジェンダー/セクシュアリティの歴史、とりわけ性別越境(トランスジェンダー)の社会・文化史。2005年度には、お茶の水女子大学で専論講座としては日本初となる「トランスジェンダー論」の講義を担当。
著書に『女装と日本人』(講談社現代新書2008年)、共著に『戦後日本女装・同性愛研究』(中央大学出版部2006年)など。主な論文に「戦後東京における『男色文化』の歴史地理的変遷-盛り場の片隅で-」(『現代風俗学研究』12号現代風俗研究会東京の会2006年)など多数。

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