セミナーのご案内
三重県主催イベント
- 日時
- 2021年1月19日(火) 18:30~19:30
- 会場
- ◆オンライン視聴(ZOOMにて)でご参加頂く場合
▮ご準備いただくもの
・事前に参加予定のデバイスにZoomアプリをダウンロードしてください。
・ご参加いただくには、以下のいずれかのデバイスが必要です。
WEBカメラ・マイク・スピーカーが搭載されたPC / スマートフォン / タブレット
スマートフォン・タブレットを使用する場合はアプリのダウンロードが必要となります。
◎PCでのご参加を推奨いたします。
※お申込みいただいた方には、3日前にURLをお送りします。
◆ホテルでの視聴会(ホテルグリーンパーク津にて)の場合
※新型コロナウイルス感染症の状況を考慮したうえ、ホテルグリーンパーク津にて視聴会場は中止となり、オンライン開催のみとなりました。 - 参加費
- 無料
- 定員
- 100名(オンライン視聴) *定員に達しました。たくさんのお申し込みを有難うございました。
- 申込方法
- このページ下部にあるお申込みフォームによるお申込み、またはinfo@outjapan.co.jpまでメールを送信ください。
お名前に関してはニックネームでも結構です。
このイベントの目的
県では、性のあり方にかかわらず、誰もが自分らしく安心して暮らせる社会をめざし、県民の皆さんの間に、多様な性のあり方に関する理解が広がり、多様性を認め合う社会になるよう取り組んでいく必要があると考えています。
性の多様性への理解不足による社会の偏見や差別があり、性的指向や性自認のありようが他の人と違うことが、いじめのきっかけになったり、引きこもりや不登校、自殺念慮などのリスクにつながったりすることもあります。
今回のイベントは、漫画「弟の夫」作者 田亀源五郎氏と司会でドラァグクィーン エスムラルダ氏のトークセッションを通じて、性の多様性について知り、考えることで、県民の皆さんの理解が深まることを目的としております。
イベントのテーマ
国内外でアワードに輝いた名作漫画『弟の夫』に見る「アライになるということ」
田亀源五郎氏の漫画『弟の夫』は、第19回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、第47回日本漫画家協会賞優秀賞、第30回アイズナー賞最優秀アジア作品(Best U.S. Edition of International Material - Asia)など多くの賞に輝いている名作です。2018年にはNHKでドラマ化され、話題を呼びました。
この作品では、同性愛に偏見や嫌悪感を持っていた男性が、弟と結婚していたカナダ人男性と交流するなかで次第に心を通わせ、「家族」になっていく様が描かれています。 この作品に描かれた、主人公の弥一が、偏見や嫌悪を克服してアライになっていく過程について、田亀先生ご本人にご登壇いただきながら、お伝えしたいと思います。
・作者 田亀源五郎氏と司会のエスムラルダ氏によるトークセッション
・『弟の夫』の内容紹介
・田亀氏へのインタビュー
・質疑応答
『弟の夫』あらすじ
弥一と夏菜、父娘二人暮らしの家に、マイクと名乗る男がカナダからやって来た。マイクは、弥一の双子の弟・リョージの結婚相手だった。「パパに双子の弟がいたの?」「男どうしで結婚ってできるの?」幼い夏菜は突如現れたカナダ人の「叔父」に大興奮。
弥一と、“弟の夫”マイクの物語が始まる。
『弟の夫』に見る、弥一の心情の変化
弥一は、子どもの頃からずっと生活を共にしていたリョージからある日、ゲイだというカミングアウトを受け、「そうか」とは言ったものの、以降そのことには触れませんでした。二人の間には、なんとなく距離が生まれたまま。そして、リョージがカナダに渡り、結婚したということは知っていましたが、突然亡くなって、結婚相手だという(ゲイの)カナダ人がやって来ることになって、どう対応していいのか、戸惑うばかりでした。弥一が頭の中で考える(実行には移さない)同性愛嫌悪的なリアクションは、とてもリアルです。
一方、そんな弥一とは対照的に、突然「叔父」が、しかもカナダ人の「叔父」ができたことに夏菜ちゃんは大喜び。いっぺんにマイクのことが大好きになります。マイクも夏菜ちゃんと意気投合し、仲良く遊んであげます。
娘の夏菜が素直にマイクを歓迎し、ごく自然に「男どうしで結婚できる」ということも受け入れます。そして、「いとこの○○さんはうちに泊めたのに、マイクは泊めないの?」と言ったことに対し、弥一は反論することができず、次第にマイクをもてなすようになっていきます。そうした弥一の変化の一つひとつが、当事者にとってはうれしく、弥一とカナダから来たクマみたいなゲイのマイクがそうやって理解しあい、絆を深めていく姿は感動的です。
『弟の夫』作者のご紹介
田亀源五郎 氏
漫画家。『弟の夫』が2015年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、第47回日本漫画家協会賞優秀賞、第30回アイズナー賞翻訳出版アジア部門最優秀賞受賞などを受賞したほか、2018年にはNHKでドラマ化されました。ゲイの高校生を主人公にした『僕らの色彩』も名作です。
司会
エスムラルダ氏
ドラァグクイーン、著述家、編集者、歌手。パフォーマーとしては2002年に東京都ヘブンアーティストの資格を取得したほか、TVなどにも多数出演し、現在は音楽ユニット「八方不美人」で活躍中。著書に『英語で新宿二丁目を紹介する本』『同性パートナーシップ証明、はじまりました。』などがあります。
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